間取りが決定してから本格的な実施設計に入り、それが完了したのが2013年の12月頭でした。
設計依頼したのが8月の終わりだったので、ここまでくるのに3ヶ月半くらい。
割と順調に進んでいたのかもしれません。
そもそも有名な建築家なのに待ち期間なしで設計ができたこと、本当に運が良かったと思っています。
さて、実施設計図面をもとにいよいよ見積もりをとることになりました。
工務店の候補は設計事務所がいくつかチョイスして、そのうちの5社くらいに相見積もりを出してもらいました。
12月の始めに見積もりをお願いしたので、年末くらいにはあがってくる予定。
いったいいくらになるのか。
予算は3000万円。果たしておさまるのか。
…がしかし、年末になっても何の連絡もありません。
しびれを切らしてこちらから設計事務所へ連絡してみると、
「年末なので工務店も忙しくて見積もり提出が遅れています。年明けくらいから出てくると思います。」
とのこと。
…もんもんとしながら年を越すことになったのでした。
そして2014年1月中旬。
そろそろ見積もり出たかな?と思い設計事務所へ連絡。
早速状況を聞いてみると、
「見積もり、出るには出てきたんですけど…」
「最安のところで4600万です。」
…は?…よ、よんせんろっぴゃく…???
え、うち、木造二階建てのちっこい家なんですけど。
土地より建物代が高いんですけど。
まさかの1600万オーバー。
もう絶望よりも先に、乾いた笑いが止まらなかったです。
うち、建たないかもしれない…。本気で思いました。
ここで設計事務所の担当者が、
「ここから減額調整して何百万かは下げられると思いますが、やはり地下があるので高くなってしまって…」
「地下があるので高くなってしまって」
………地下を提案したのはお前だー!!
やっぱり予算におさまらないじゃん!!
コスト管理能力なさすぎだー!!
うわーん。
減額案も出してもらいましたが、全然下がらないんですよ。これが。
震災の影響もあり、資材の高騰と、人材不足が止まらないんだとか。
3000万円だと、箱しかできない。中はからっぽ。
そんなのでは建築家に頼んだ意味もない。
どうすればいい?
地下室なくす?
でもなくしたら書斎もなくなって、また振り出しに戻るよ。
一度手に入れかけた(夢を見た)ものを捨てるって、けっこう酷なことですね。
主人のテンションはだだ下がりです。
我が家最大のピンチ!!
続きます。