有名建築家に依頼して注文住宅が出来るまで

ローコストではないものの、予算ぎりぎりのこだわりの家造り。完成までの苦労話や注意点などをご紹介。2015年8月完成しました。

見積もりが出ました。



間取りが決定してから本格的な実施設計に入り、それが完了したのが2013年の12月頭でした。

設計依頼したのが8月の終わりだったので、ここまでくるのに3ヶ月半くらい。

割と順調に進んでいたのかもしれません。

そもそも有名な建築家なのに待ち期間なしで設計ができたこと、本当に運が良かったと思っています。

 

さて、実施設計図面をもとにいよいよ見積もりをとることになりました。

工務店の候補は設計事務所がいくつかチョイスして、そのうちの5社くらいに相見積もりを出してもらいました。

 

12月の始めに見積もりをお願いしたので、年末くらいにはあがってくる予定。

いったいいくらになるのか。

予算は3000万円。果たしておさまるのか。

 

…がしかし、年末になっても何の連絡もありません。

しびれを切らしてこちらから設計事務所へ連絡してみると、

「年末なので工務店も忙しくて見積もり提出が遅れています。年明けくらいから出てくると思います。」

とのこと。

…もんもんとしながら年を越すことになったのでした。

 

そして2014年1月中旬。

そろそろ見積もり出たかな?と思い設計事務所へ連絡。

早速状況を聞いてみると、

 

「見積もり、出るには出てきたんですけど…」

 

 

 

 

「最安のところで4600万です。」

 

 

…は?…よ、よんせんろっぴゃく…???

 

え、うち、木造二階建てのちっこい家なんですけど。

土地より建物代が高いんですけど。

まさかの1600万オーバー。

もう絶望よりも先に、乾いた笑いが止まらなかったです。

 

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うち、建たないかもしれない…。本気で思いました。

 

ここで設計事務所の担当者が、

「ここから減額調整して何百万かは下げられると思いますが、やはり地下があるので高くなってしまって…」

 

 

 

「地下があるので高くなってしまって」

 

 

 

………地下を提案したのはお前だー!!

やっぱり予算におさまらないじゃん!!

コスト管理能力なさすぎだー!!

うわーん。

 

減額案も出してもらいましたが、全然下がらないんですよ。これが。

震災の影響もあり、資材の高騰と、人材不足が止まらないんだとか。

3000万円だと、箱しかできない。中はからっぽ。

そんなのでは建築家に頼んだ意味もない。

どうすればいい?

地下室なくす?

でもなくしたら書斎もなくなって、また振り出しに戻るよ。

一度手に入れかけた(夢を見た)ものを捨てるって、けっこう酷なことですね。

主人のテンションはだだ下がりです。

 

我が家最大のピンチ!!

 

続きます。

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