昨日の記事からの続きです。
我が家は木造なので、深く掘った土地に家を建てると、
隣地の土に建物が負けてしまいそうです。
そういった場合に活躍するのが、『深基礎』とよばれる施工法です。
(正確に言うと、『高基礎』もあてはまると思います)
図で見るとわかりやすいですね。※画像はお借りしました。
一般の基礎よりも高さを出し、土留めの役割を果たしてくれます。
これにより、隣地の土が直接木造部分にあたることがなくなり、建物の強度、耐久性がアップするのです。
我が家の場合、東西北の土地よりも1m以上低く掘ったのですが、西側はアプローチがあるため別途塀を設けることにして、東北の土地に面した部分のみ深基礎で施工することになりました。
配筋も高い!!
そして…
着工から1ヶ月強。我が家の基礎、完成です!
高いですね!隣地の土が見えなくなりました!
奥の方はブロック塀みたいに見えますが、基礎部分です。
とてもきれいに施工してもらえたと設計事務所の担当者も嬉しそうでした。
この基礎が実際どれくらいの高さなのか、上棟後の写真で見るとわかりやすいです。
おお!なんと一階の天井高の半分くらいまで基礎が!
高い高い!
ここでまたあさきちの疑問が。
この基礎部分の外側は土、ということは半地下状態になっているわけで…湿気、結露が心配なんだけど?
大丈夫!そこもちゃんと対策済みでした!
- 隣地の土に囲まれ基礎が高い部分は、建物のうち二方なので、湿気はそんなに気にしなくてもいい。
- 外断熱、内断熱の両方を採用することで、断熱性能をアップさせ、結露も起こりにくくなる。
なるほど!ちゃんと考えられて造ってあるんですね!
…と、ここまではメリット部分を多く書きました。
ただし、土を掘って深基礎にすることでデメリットもあります。
それはずばり、費用が高くなること。
ちょっと考えただけで、高くなる要因が次々と現れます。
- 土を掘る手間がかかる。
- 残土処分費がかかる。
- 一般基礎よりも深基礎の方が施工が大変。
- W断熱の費用
さらに費用面ではありませんが、W断熱にすると当然ながら壁厚が厚くなりますので、数センチ部屋が狭くなってしまうというデメリットもあります。
我が家は、この土地で四角い家のデザインを実現するためにこの施工法にしたわけで。
北側斜線にかかって建物部分を切ってもいいのであれば、普通の基礎を作ってもらえばいいのです。
こんな部分でも、100万円クラスの差になってくるんだなあと、この記事を書きながらあらためて思いました…。これで地盤改良まで必要だったら、と思うとガクガクしてしまいます!
うーん、家造りってやっぱり大変!!
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