直射日光が部屋から抜けて、
これから夕方に差し掛かろうとする時間帯。
大体16時近辺の光の加減がとても好きなんですよね。
光が回らなくなってくるこの感じ。
マットなステンレスの淀み具合
天板の反射と他のコントラスト
白い壁のグラデーション
闇に浮かぶ植物
陰翳礼讃
もう紹介するまでもない有名本ですが、
日本人が培ってきた陰影に対する美意識を教えてくれる
そんな明るい家じゃなくてもいいんだよ
と背中を押してくれる本です。
のっぺり明るい家よりも
いかにして
美しいグラデーションを作りだすのか
どうコントラストをつけていくのか
ダイナミックレンジは広めで
白は鮮やかに、黒は深く。
家を作ってから、
もっと黒い部屋が一個はあってもいいな
と思うようになりました。
光が早く減衰してしまうので、
どうしても暗くなりやすいから中々勇気いりますが、
闇に体を埋めたい時って無いですかね?
私はしょっちゅうです。病んでるかも(苦)
特にバスルームとかをこんな感じで
マットでムラ感のあるポーターズペイントや炭入りモルタルなどで仕上げて、
照明はトップライト一個とフロアランプ一本だけ。
やり過ぎるとただの怖い部屋になってしまうので程々に。
書庫とかにもいいなーと。
黒はノイズを消してくれるから
ものがいっぱいあるところに。
欲しい〜。
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