前回からの続きです。
基礎のズレが発覚し、全ての寸法をきちんと測り直してもらったところ、衝撃の事実が発覚しました。
それは、
建物全体が東側に10センチずれているということ。
敷地内で、ここに建てるってラインがひかれますよね。あれが10センチずれていたのか何なのか。
基礎屋がね、間違えちゃったんですって。
…この悲報を初めて聞いた時、意味がわかりませんでした。
こんなことってあるんですね。
主人も怒りに震えていましたが、なんとか大人の対応で工務店と話し合い、
- 基礎が一部歪んでいるのは確かだが、構造、強度共に問題はない。
- 基礎自体は直せるものではないので(アンカーボルトはもちろん直してもらいました)、今後の工事にあたりサプライズを用意する。
こんな感じでまとまりました。解決にはなっていないのですけどね。
基礎の歪みはそのままで工事は進められました。
…しかし、この事件で一つだけ良いことがあったのです…。
それは、
アプローチが広くなったこと。
上の図のアプローチ部分ですが、設計段階では幅は95センチほどでした。
しかし、今回の事件で全体的に東側(上の図で言うと、上側)へ寄ったことで、アプローチの幅も10センチ広くなったのです。
東側の隣家との間は狭くなってしまったのでそこに関しては申し訳ないのですが、アプローチが広くなったことが、完成した今、結果的に良かったです。
怪我の功名というやつでしょうか。
でもね、プロとして仕事に対する姿勢があまり良くないとどうしても思っちゃいます。
結局下請けの方たちって施主と直接やり取りしていないし、継続的な取引があるわけでもないからどうしても軽い仕事になってしまうんですかね…。
とても残念な出来事でした。
ただ、基礎そのものは(少し歪んでいるとはいえ)とても綺麗に施工していただいたので、感謝の気持ちはもちろんあります。
これで、基礎ズレズレ事件は終わりです。
今日のチラ見せ
階段シリーズその2。
上りきったところに見える白い四角い枠は、本棚です。
この写真は入居前なので本が入っていませんが、現在本が入った状態がとてもすばらしく。
階段を上る作業って正直面倒くさいじゃないですか。
でも、視線の先に本棚いっぱいの本が見えてくるんです。
あ、こんな本もあったなあ。あとで読みたいな。って。
わくわくしながら毎日階段上ってます。
あ、階段には手すりがついていません。設計事務所のデフォルトです。
引っ越す前は、危なっかしいから(特にこどもが)手すりつけたいなあと思っていたのですが、慣れてくると別になくてもいいやって感じです。
壁は汚れますけどね。
次はどこの写真にしようかなあ。リクエストがもしあればどうぞ!
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