有名建築家に依頼して注文住宅が出来るまで

ローコストではないものの、予算ぎりぎりのこだわりの家造り。完成までの苦労話や注意点などをご紹介。2015年8月完成しました。

土掘りすぎ!? 〜我が家の基礎1〜



ついに着工した我が家(既に1ヶ月遅れ確定だけど)。

来年(2015年)の春には新居に住んでいるんだわ〜!!

使いづらい台所やお風呂ともおさらば!!もう少しの辛抱だ。

 

…にしても、うちってなんでこんなに深く掘ってるの?

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両隣の家、そして奥の家の基礎より1メートルくらい深くなってない?

地下室はなくなったはずですがっ!

 

間取りやその他の設備に気をとられすぎて、構造のことなど全く気にしてなかったあさきち。ちょっと不安になって主人に聞きました。

 

 

 教えてもらったことをまとめると…

 

 

まず、我が家の土地の位置関係をもう一度おさらいします。

(下手くそな絵で再び失礼します)

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東西北の三方を家に囲まれた密集地。

 

 

そして西側から土地を見てみると、

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こんな感じで、道路に向かって緩く傾斜しています。

 

 

 

両隣の家は、この傾斜をそのままにし、下のように家を建てています。

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まあそれは良いのですが、問題になってくるのが北側斜線。

普通に二階建ての家を建てると、北側斜線にひっかかってしまうのです。

両隣の家は、北側斜線にひっかかるところを斜めに切って建ててあります。

 

もし同じように我が家も建てたとすると…

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二階部分が北側斜線にひっかかり、四角いデザインが実現できなくなってしまうのです!それは困ってしまいます。

 

ここで登場したのが、「北側斜線の緩和」という制度。

ちょっと難しいのですが、北側の敷地の高さが自分の敷地よりも1m以上高い場合、北側斜線計算上の自分の敷地の高さを上げることが出来ます。

要するに、通常より高さのボーナスがもらえるってことですね。

(詳しく知りたい方は北側斜線をごらんください)

 

 

我が家はこの制度を使い、下のように

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盛り土部分を掘り、北側の土地と1m以上の高低差をつけてから建てることにしたのでした!

 これで北側斜線にひっかかることを防いだのです!!

 

だからこんなにもりもりと掘っていたのですね!!

(ちなみにこの掘り返した土を処分する費用もけっこう高いです…50万くらいかな…)

 

でも、お隣と我が家の高さが全然合わないんですね!

はい、合いません!凸凹です…。

 

 

着工から10日。こんなにきれいになりました。

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いよいよ基礎ができてきますね!

 

…あれ?でもちょっと待って。

うちは土を掘ったけど、お隣さんは掘ってないよね。

ということは、

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こんな感じでお隣の土に押されてしまうことになるんですね!?

(ひどい絵…。イメージ伝わりますか…?)

はい、そうなんです!

 

RC造ならともかく、木造だと耐久性など心配です。

 

これを解決するにはどうすればよいのでしょうか!?

 

続きます。

 

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