有名建築家に依頼して注文住宅が出来るまで

ローコストではないものの、予算ぎりぎりのこだわりの家造り。完成までの苦労話や注意点などをご紹介。2015年8月完成しました。

注文住宅で忘れがちなポイント 設計編



旦那です。

ブログを書き始めてからそれほど時間も経っていないにも関わらず、既にかなりのアクセスを頂いておりまして、(私は少ししか書いておりませんが、、)とても嬉しい限りです。読んでくださってる皆さん本当にありがとうございます!

元々私達夫婦がブログ書き始めたモチベーションとしては、想像を遥かに超えて大変だった設計事務所を交えた注文住宅建築の注意点を、出来る限り多くの皆さんに共有して、これから建てる方々のお役に少しでも立てれば良いなぁというところが大きな割合を占めておったわけですが、実際に参考になってますでしょうか。。。

最近になり、googleやyahooの検索経由でこちらのブログを見つけてくださる方も多くなってきたので、どんな検索ワードでここを見つけてくださるのかなぁと調べてみたところ、とても興味深かったので、私の建築家選びの話なんかよりも先に、その辺について触れておいたほうがより多くの方のお役に立てるのでは無いかと思い、多かった検索ワードにフォーカスして、これからいくつか記事を書かせていただきたいと思います!

 

一番多かったのがこちらです。

忘れがちなポイント

図面を見ているだけだとなかなか気付けない。だけど一度作ってしまうと、後から変えたいと思ってもほとんど泣き寝入りするしかなくなるという厄介なポイントがいくつかあります!確かに気になりますよね。。。私の周りにいる家づくり経験者たちも口を揃えて語るそのポイントをご紹介します!

 

その1 電気配線

厄介です。

家もオフィスのように天井や床を簡単にはがせるようになっていればいいのですが、そんなのは稀なので、一度配線して仕上げをしてしまうと、作った天井や壁を引き剥がさないと基本再敷設出来ません。そのため、実際に使い勝手を確認する完成間近ではなく、実施設計が終わる前までに綿密に計画しておくことをお勧めします。

 

電気配線あるある

コンセントの位置と数
  • テレビをおきたい場所からコンセントの位置がとてつもなく遠い
  • 無線LANを使うからLANコネクタは1階に1つでいいと思ったけど、2階に電波が届かない
  • コンセントの位置が景観上最悪の位置に
  • テレビを見たいと思った部屋に同軸のケーブルが来てない
  • 同じ場所に100Vと200Vの両方のコンセントが欲しい
  • 二階の寝室から一階の電気を消したいなど、電気をon/offしたい場所にそのスイッチがない
  • 調光器の調光とon/offスイッチを分離したい
  • 部屋に必要なアンペアがそもそも足りない

 

センサー
  • 部屋やトイレの電気を人感センサーを使って自動でon/offしたい
  • 家に帰ってきた時に自動で玄関やアプローチの電気をつけたい
屋外への配線
  • 屋外の植栽を照らすアップライトを敷設したい
  • 最近だと監視カメラがリーズナブルな価格で購入出来たりするので取り付けたい(↓こういうやつです)

  • 電気自動車購入を見越して電源をつけておきたい
  • 屋外電源をつけたい(盗まれたりする可能性もあるので少し考えもの)

その2 間取り

これについては、皆さんこだわりがあるところかと思いますが、私が絶対に避けたほうが良いと思うポイントだけご紹介します。

リビングにトイレが隣接

人が多く集まる場所に音が抜けるとかなり辛いです。

奥行きが深い収納の不足

奥行きが浅めであれば収納を買い足せば済む場合もありますが、布団収納などの奥行きが90cm以上必要な収納は、ないとしまう場所がなくなってしまうため、部屋が確実に荒れます。

外部からの目線が多く入りそうな場所に大きな窓

よっぽどオープンな性格なら良いのかもしれませんが、せっかく大きい立派な窓をつけたのに万年カーテン閉めっぱなしになってしまうのはROIが悪すぎます。

通路幅

持っていく家具や新規購入する予定の家具を搬入するのに十分な通路幅が取れているか

キッチンの動線の幅なんかもよく話題に上がります。88cmが良いとか言われますよね。キッチンの形状や作業人数などによって最適な幅は変わるので十分な検討をお勧めします!

 

その3 扉の開く向きと種類

扉は一度作ってしまうと、作り直す以外に変更する手段がない上に、生活上の気持ちよさにダイレクトに関わってくる部分なので十分気をつけて下さい。

扉にも様々な種類がありますが、一般家庭に取り入れられるのは開き戸と引き戸が多いと思いますのでその2点に絞ります。

ドア(開き戸)の場合はドアの前後のスペース、開けた時の見た目などが開閉方向を決めるポイントになります。何かとの干渉はないか、置く家具に制約が出ないかなどを気にしてみてください。

引き戸は日本人に馴染みがあって取り入れたいと思っている方も多いはず。

前後のスペースが有効に使えるので非常に魅力的です。

ただ、戸を引いた際にそれを納めるスペースが必要だったり、戸袋を設けないと戸の横に家具が置き辛くなるなどもあったりするのでプランニングが重要です。

 

その4 物の高さ

図面だけを見ていると、自分の手が届く範囲や目線に対する検討が抜け落ちがちです。

自分が手を伸ばした際にどこまでなら届くのか、物を置いた時にどういう見え方になるのかなど、よく使う場所だけも構わないので是非検討してみてください。建売ならこういう問題はあまりないかもしれませんが、注文住宅だとどうにでもできてしまうが故に起きてしまいそうな問題です。年に2~3回とかならまだしも、毎日のように脚立に登らないと家事が出来ない家なんてのは本当に最悪だと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか?

ちょっとしたポイントを気をつけるだけで家の住み心地とても変わります。

コスト面で諦めなければならない箇所も出てくると思います。

この辺を分かった上で使い勝手を重視するのか、それともデザインを重視するのかという選択をするのも家づくりの一つの醍醐味でしょう!

 

是非とも納得の家づくりを!!

 

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