有名建築家に依頼して注文住宅が出来るまで

ローコストではないものの、予算ぎりぎりのこだわりの家造り。完成までの苦労話や注意点などをご紹介。2015年8月完成しました。

注文住宅のお金事情 その1〜土地購入時〜



土地購入が決まると、一気に現実味が増してきます!

そしてこれからどのくらいお金がかかるのか、とっても不安になります。

 

注文住宅建てたい!でもお金かかるって言うし・・・

実際はどのくらい用意しておけばいいのでしょうか?

 

土地探しから建物完成までにかかる費用は、大きく分けて

 

1.土地購入時諸費用

2.設計料

3.建築中の土地住宅ローン&家賃の支払い

4.工務店へ支払う頭金、中間金等

5.その他(固定資産税、確認申請費用など)

 

以上の5つです。

 

以下、3000万円の土地を購入し、3000万円の家を建てる場合を例にして、各項目ごとに見ていきましょう。

 

1.土地購入時諸費用

 これは、土地を購入する時の、手付金、仲介手数料、登記費用、住宅ローン

にかかる事務手数料や保証料などです。

 

 手付金は一般的に、土地価格の一割が相場などと言われていますが、

まあここは相談できるところだと思います。大体100万円からですね。

 

 仲介手数料は、宅建業法でパーセンテージが決まっています。

土地価格×3%+消費税です。

支払うタイミングとしては、契約時に半額、最終代金支払い時に半額という場合が

多いようです。

3000万円の土地を購入した場合の仲介手数料は、90万円+消費税となります。

 

 登記費用は、依頼する司法書士によって多少の違いはありますが、

一般的なところで、報酬15万円〜+登録免許税がかかります。

土地購入の登録免許税は、土地の購入価格ではなく、固定資産価格をもとに算出します。

購入価格が3000万円の土地でも、固定資産価格はそれより低い場合がほとんどです。

ここでは、1500万円として計算してみます。

1500万円×0.015=22万5,000円になります。

さらに、住宅ローンを組む場合には、抵当権設定分が、3000万円×0.004=12万円

かかります。

これに司法書士報酬を+して、総額で大体50万円とします。

 

 そして、土地購入のために住宅ローンを組む場合は、さらに費用がかかります。

銀行に支払う事務手数料や、保証会社に支払う保証料です。

事務手数料は、銀行によってパーセンテージがちがいますので、すこしでも

安いところを探しましょう。保証料もそうですね。

(ちなみにフラット35を使う場合は、保証料はかかりません。)

ここもけっこうかかります。100万円前後用意しておいた方がいいと思います。

 

さあ、この項目だけで350万円程かかってしまいました。

まだ土地を手に入れただけなのに・・・。

住宅ローンの借入額に入れてもいいとは思いますが、金融機関によっては

借入額に入れられないところもありますし、何より総借入額がとんでもないことに

なりますよ。

建築費用を圧迫しかねないので、できれば用意しておきたいところです。

(現金で土地を購入する場合は、抵当権設定費用や、住宅ローンの手数料は

 かかりません!)

 

なにはともあれ、

土地価格の10%強の額を現金として用意しておき、予め土地の予算に組み込んでおくというのが、失敗しない土地選びのコツになると思います!

 

ここを間違うと資金繰りで爆死しますのでくれぐれもご注意を!

 

 

ちょっと固い話だったので、最後に、主人が週末に全身筋肉痛&マメだらけになって植えた中庭のイロハモミジを貼っておきますね。

 

 

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次回は「注文住宅のお金事情 その2〜設計料〜」です!

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